主人公の軍平は何の変哲もない男子学生。
普通の地方都市で育ち、普通の学校に通い、普通に学校生活を謳歌している。
そんな彼の元にある日突然来客がある。
それは大西洋上に浮かぶトルパンという小国からやってきたお姫様チハとその従者ティガルナだった。

彼女たちの目的は一つ。
軍平をトルパンの皇太子として迎えるためだった。
当然のように軍平は驚く。
実際、彼は高貴な血筋だのやんごとなき身分だのとは無関係なただの一般市民でしかない。
そんな軍平にお姫様達は説明する。
軍平が選ばれたのは彼の父親の存在によるものだった。

軍平の父親の軍司はトルパンで要人警護の仕事に就いているのだが、今まで何度もテロを未然に防いだり王族の命を救ったりしていた。
その類い希な知力と体力、優れた人柄のおかげでトルパン王に気に入られ、国民からも英雄扱いだった。
いつしか国王は、これだけ優れた男を娘の婿に迎えれば、
さぞや丈夫で健康的な世継ぎが生まれることだろうと
思い始める。
だが軍司はすでに妻帯済みで年齢的にも歳を取りすぎて
いた。
ならば、その息子を婿に迎えよう!
優秀な遺伝子はその子にも受け継がれているはずだから。
そんなこんなのプロセスが軍平のあずかり知らないうちに
進行していた。
さまざまな問題が事前に解消されていき、ついに婚姻まで後一歩の所までになる。
そして、その最後の問題を解消するためにやってきたのがお姫様達だった。

チハ「つ、ついては半年以内にチハを孕ませてくれっ」
軍平「ちょっとまてぇぇっ!」

かくして、軍平には寝耳に水の物語が始まった。